幹細胞上清液とは
幹細胞上清液(Stem Cell Supernatant)は、細胞を培養する過程で得られる上澄み液です。
幹細胞が分泌した大量の生理活性物質や細胞外マトリックスを含み、その種々の臓器における再生効果は、近年非常に期待され、臨床現場で実用化されています。
自家又はドナーから組織を採取し、幹細胞を培養、培養上清を回収します。 幹細胞から分泌される100種類以上のたんぱく質の他、脂質や核酸など 多くの生理活性物質が組織周囲の幹細胞に働きかけて、組織再生を促します。
種類・効果・投与方法
< 種類 >
① 乳歯髄由来
② 臍帯由来
③ 脂肪由来
④ 羊膜由来
< 効果 >
•抗炎症作用
•血管再生や血管新生作用
•活性酸素除去作用
•組織修復作用
•免疫調節作用
•神経細胞修復再生作用
•幹細胞分化促進作用 ほか
< 投与方法 >
•経静脈投与(点滴)
•経皮投与
•点鼻投与 吸入投与
臨床応用
・神経変性疾患
脳梗塞
脊髄損傷
・アルツハイマー病
・認知症
・心筋梗塞
・劇症肝炎
・更年期障害
・性機能改善
・皮膚、骨、髪の再生
~アンチエイジング
ほか
製造工程・安全性について
•薬剤は、細菌フリー、ウィルスフリー、動物性血清フリーのもと、国(厚生局)の認定を得た国内の認定工場にて培養製造されています
•B型肝炎・C型肝炎・HIV1型・2型(後天性免疫不全症候群)、ヒトTリンパ好性ウィルス1型2型(成人T細胞白血病原因ウィルス)、真菌、バクテリア、マイコプラズマ、エンドトキシンなどの陰性を確認しています
•製造・管理・検査は、iPS細胞や間葉系幹細胞を培養している培養施設にて施行されています
メリット・デメリット
< メリット >
•再生医療等安全性確保法の適応外
•がん化のリスクがない
•安全性が高い
•有効性は幹細胞移植と同等
•急性期に使用できる
•細胞移植に比べコストが安い
•多様な投与経路が可能(皮下注射、静脈注射、化粧品等)
< デメリット >
•自家の場合、培養するための時間と
コストがかかる
診療の流れ
- 診察
・お問い合わせをいただいたらオンライン診察し、症状などを伺います
・処方量を決めます(1キットまたは3キット) - 処方
・事前に入金していただき、確認が取れ次第、ご自宅にクール便でお届けします
・受け取り後は速やかに冷蔵保存してください - 投与開始
・点鼻:2週間~4週間ごとの投与を推奨していますが、ご自身のペースで決めていただいて大丈夫です
・皮膚への塗布:お肌のサイクルは4週間周期ですが、ご自身のペースで決めていただいて大丈夫です
・デリケートゾーンへの投与:生理周期やご自身のライフサイクルに合わせて決めていただいて大丈夫です - 継続ご希望の場合
・お問い合わせフォームよりご連絡ください
キットについて
- 価格(診察料・送料・税込み)
1キット 25,000円
3キット 56,000円 - 梱包内容
幹細胞上清液(フリーズドライ加工)入りシリンジ
点鼻容器
注射用蒸留水20ml(溶解用)
プラスチック針
投与方法
- 冷蔵保存していた幹細胞上清液シリンジを取り出す
- シリンジにプラスチック針を付ける
- シリンジで注射用蒸留水を1ml吸い上げる
- 点鼻容器に移し替える
- 点鼻の場合:臥位になり、点鼻する。この際、顎を少し上げた方がスムーズに流れていく
セルフエステの場合:普段美容液をお使いになるのと同様に使用する
デリケートゾーンへの投与の場合:臥位になり、腰の下に枕などを入れ溶解液が流れ出さないような体勢をとる - 点鼻またはデリケートゾーンへの投与では、15分程度そのまま臥位で薬液を浸透させる
よくあるご質問
•副作用について
→これまでに、重篤な副作用は報告されていません
•即効性はあるか?効果は必ずあるか?
→実感できる効果には個人差があります。また、必ず効果があるものではありません
•献血は可能か?
→点滴投与の場合、献血は出来なくなりますが、点鼻投与では可能です。
・認知機能対策の場合、適切な投与頻度と継続期間は?
→頻度は、2~4週間に一度、6か月継続を推奨していますが、ご相談ください